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インパクト・マネジメント・サイクルと評価階層について

2020年05月16日

例えば、前述した5つの評価階層をホームレス支援に当てはめて考えたとき、完璧な戦略の事業(プログラム)が出来たとしても、それを支援対象者であるホームレス自身が必要としていなければ仕方がありません(①ニーズ評価の不足)

また、ニーズはあったとして、このニーズに一生懸命に応える事業を行っても、この事業(プログラム)が達成すべき成果・効果、そのために行うべき活動が何かを明確にしていなければ、事業実施者は何を目指して、何をすべきなのかがわかりません。また、事業(プログラム)を改善したいと思っても、何を見直せば良いのかがわかりません(②セオリー評価の不足)

さらに、妥当と思われる戦略が出来上がり、それを事業(プログラム)として実施したとして、その実施状況を適切に評価(モニタリング)していなければ、例えば、意図した成果がみられなかったとき、それが「事業(プログラム)が適切に実施されていなかったことが原因なのか」、あるいは「事業(プログラム)は適切に実施されていたものの、そもそも事業(プログラム)の戦略が誤っていたのか」の判断がつきません(③プロセス評価の不足)

そして、事業(プログラム)が意図した戦略の通りに実施されていることを確認したとして、その結果、意図した成果・効果を確認しなければ、「この事業(プログラム)はこれから先も継続していくべきなのか、それとも中断すべきなのか」、「より効果的なものへと改善を図る必要があるのか、それとも今のままで良いのか」の判断がつきません(④アウトカム評価の不足)。 最後にホームレスの人々のニーズにも叶い、妥当な戦略のもとにしっかりとした成果・効果を生み出している事業(プログラム)だったとしても、その実施のために莫大な資金が必要であれば、この取り組みを継続していくことはできません(⑤効率性評価の不足)

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