コラム

インパクト・レポートのチェックポイント6項目

インパク・トレポートにおける6つのチェックポイントを示します。以下のチェックポイントのすべての項目にマルがつけられるか検証してみることで、質の高いインパクト・レポートになっているかどうかをチェックすることができると考えてください。

インパクト・レポートのチェックポイント6項目

  1. 「論理構成」取り組んでいる社会課題、中長期の計画、主たる活動、成果が因果関係の線でつながっていることが容易に理解できるような論理構成になっていますか?論理の飛躍やつながりの欠如はありませんか?
  2. 「情報の配置」想定される読み手(特に主たる読み手)が欲しいと考える情報が、その読み手にとってわかりやすい形式で適切に配置されていますか?
  3. 「透明性」評価の作業過程で知ることができた情報をすべて誠実に報告していますか?
  4. 「説明責任」事業に関わったさまざまなステークホルダー(事業パートナー、事業対象者・受益者を含め)に対する適切な報告になっていますか?ステークホルダーが知るべき情報を伝え、結果としてそれぞれに対する説明責任を果たすことができていますか?
  5. 「検証可能性」インパクト・レポートで主張している事象は的確に記述され、客観性のあるデータで裏付けられていますか?
  6. 「適度な報告」インパクト・レポートの報告がどのくらい詳細で分析のレベルがどの程度であるべきかは、組織の規模や取り組んでいる社会課題の複雑さによって変わります。5+2原則のひとつである「比例性」の原則にしたがって、報告書の書き手(事業者)も読み手(資金提供者を含む各種ステークホルダー)もこの点に注意を払う必要があります。その意味で、過不足のない報告になっていますか?小さな組織が無理して高度の分析を試みたりすることで、評価が負担になったりしていませんか?
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