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評価するアウトカムを考える

2015年05月19日

社会や環境の変化を意図した事業やプログラムは、短期的・長期的に様々な社会的インパクトをもたらすものであり、その全てを網羅的に把握し評価をすることは困難です。よって、アウトカムに優先順位をつけ、評価するアウトカムを決める必要があります。

 評価するアウトカムを決める際、事業実施者、資金提供者・仲介者等の利害関係者間で事前に協議することを推奨します。評価の目的の一つに利害関係者に対する「説明責任」があります。評価対象アウトカムが決まったら、アウトカムを測定し、結果の開示(報告)を行いますが、評価すべきと考えているアウトカムが利害関係者と相違がある場合、社会的インパクトの適切な報告が叶いません。したがって、評価対象アウトカムの決定は利害関係者間で合意する必要があります。この時、事業の利害関係者が意思決定できるよう、事業の目的・性質、評価をする目的、評価に活用可能な組織の資源を踏まえた適切な情報を提供します。もしも、各関係者を集め協議する場を開くことが難しい場合は、必ずしも議論の場を開く必要はありません。事業者のみで、評価をするアウトカムを決めた際は、優先順位づけの根拠を示せるように準備しておきましょう。

評価するアウトカムを考えるときのポイント

  • アウトカム(成果)と団体の事業の関係性は直接的ですか。(間接的な影響度と比べ)
  • 評価するアウトカムは事業目標達成に有効なものですか。
  • 事業の受益者、資金提供者にとって重要なアウトカムですか。
  • 評価するアウトカムの測定にコストはかかりすぎませんか。
  • 評価するアウトカムを測定した結果、信頼性のあるデータが手に入りますか。

出所:Inspiring Impact (2014) “The JET Pack: A guide to measuring and improving your impact based on the Journey to EmploymenT (JET) Framework”https://www.thinknpc.org/resource-hub/the-journey-to-employment-jet-framework/(2020年4月1日閲覧)

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