Social Impact Day 2017 開催報告最新情報

2017年6月29日(木)に、Social Impact Day 2017が開催されました。当日は、この1年の日本における社会的インパクト評価の目覚ましい前進と今後の展望を知ることのできる機会となりました。

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第一部では、社会的インパクト評価への取り組みで日本より一歩先を行くオーストラリアから、Ruth Lawrence氏をお招きし、オーストラリアにおける取組や課題を紹介いただくともに、Lawrence氏を交え、「豪州の先行事例から日本の評価の未来を考える」をテーマに、社会的インパクト評価の推進・普及してゆくために今日本に必要なアクションを議論しました。

Lawrence氏より、日本において社会的インパクト評価を進めるにあたり、ロードマップを作成し、ゴールに向けてのアクションやタイムフレームを設定したことや、8つものワーキンググループがパラレルに同時並行で活動を進めていることに対し、前向きなコメントをいただきました。一方で、オーストラリアでの例を元に、社会的インパクト評価の文化醸成は息の長い活動であることを伺いました。

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第二部では、社会的インパクト評価についてのこれまでの流れをご紹介し、NPOの事業評価についての意識調査結果をご紹介しました。NPO法人等を対象にしたアンケートより、NPO法人が事業評価を行う上でのハードルとして、知識・スキルの不足、資金の不足、時間・労力の不足が挙げられました。

つづいて、社会的インパクト評価を実践している団体3団体と、基礎的な部分となるロジック・ モデルを作成した7団体より、実践事例を報告しました。

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基礎的な部分となるロジック・モデルを作成した7団体からは、今後の測定方法の設定に対する課題が挙げられたものの、事業の選択と集中など経営の意思決定に役立った、組織の共通目標が可視化され従業員のモチベーションアップに繋がった、社会への説明責任を果たすことができた、など前向きな声を聞くことができました。

社会的インパクト評価を実践した3団体からは、データ収集やアンケート調査に苦労したという意見もありましたが、一方で、肌感覚として持っていた成果を可視化できた、ステークホルーダーへの説明責任が果たせたなどの声もあげられました。また、自団体のチームや専門家を巻き込んで評価に取り組むことの重要性についても話されました。

◆開催概要◆
日時:2017年6月29日(木) 10:00 – 17:00(9:30受付開始)
場所:笹川平和財団ビル (東京都港区虎ノ門1-15-16)
主催:社会的インパクト評価イニシアチブ、一般財団法人社会的投資推進財団
後援:公益財団法人笹川平和財団
助成:公益財団法人日本財団
参加費:無料

◆第一部スライドリンク◆
社会的認知WG(金子陽子)
事例蓄積・活用WG(幸地正樹)
人材育成WG(加藤剛)
資金提供者WG(金子陽子)
ガイドラインWG(今田克司)
日本における社会的インパクト評価推進の現状について/インパクト志向原則作成WG/アウトカム・指標作成WG(鴨崎貴泰)

◆第二部スライドリンク◆
01 マドレボニータ
02 Switch
03 K2インターナショナル
04 Bridge for Fukushima
05 人と動物の共生センター 06 Homedoor
07 エデュケーションエーキューブ
08 Teach For Japan
09 e-Education
10 ngoro-ngoro
社会的インパクト評価基本概念&NPO評価2017(今田克司)
エルシステマジャパン評価報告(落合千華)
社会的インパクト評価の実践による成果と課題(高木麻美)

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