社会的インパクト・マネジメント・セミナー 第3回入門講座(NPO編) 開催報告SIMIの活動

9月2日にSIMIでは3回目となる社会的インパクト・マネジメントに関するセミナーを開催しました。社会的インパクト志向に基づく評価や事業づくり(マネジメント)に興味関心を持っているNPO関係者や支援者を対象にし、当日は、NPO、中間支援組織の方々を中心に約80名の方にご参加いただきました。

<開催概要>
日 時:2019年9月2日(月)19:00~21:00
場 所:日本財団ビル2階大会議室
主 催:社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(SIMI) 
共 催:日本財団CANPANプロジェクト
協 力:一般財団法人社会的投資財団

<プログラム>
・趣旨説明
・社会的インパクト・マネジメント・イニシアチブ(SIMI)の紹介
・レクチャー 「社会的インパクトについて」  当日資料
  伊藤 健 NPO法人ソーシャルバリュージャパン(SVJ)代表理事、SIMI運営グループ
  小島亜弥 NPO法人ソーシャルバリュージャパン(SVJ)コンサルタント
・社会的インパクト・マネジメントの事例紹介
  新宅 圭峰 認定NPO法人育て上げネット
・質疑応答

レクチャー前半ではSVJの伊藤氏より、なぜ今、社会的インパクト・マネジメントが必要とされているかについて、社会的背景や国内外の潮流を踏まえた説明がなされました。そして、社会的インパクト・マネジメントが、誰にどのようなかたちで役立つのか、ステークホルダーごとのニーズとその効果について、SVJが関わる事例の紹介と合わせた説明がなされました。UNADJUSTEDNONRAW_thumb_213 

レクチャー後半では、SIMIが作成した社会的インパクト志向原則および社会的インパクト・マネジメント・ガイドラインVer.1をもとに、主に以下の点についての解説がありました。

    • 社会的インパクト評価から社会的インパクト・マネジメントへのシフト
    • 社会的インパクト・マネジメントに向けた原則とフレームワーク
    • インパクト・マネジメント・サイクルにおける4つのステージとそれを支える要素としての組織文化・ガバナンス
    • 「評価の質」を担保する上での「社会的インパクト評価の5+2の原則」

事例紹介では、認定NPO法人育て上げネットの新宅氏より、同団体がJPモルガン証券株式会社の支援を受けて実施している、若年無業者層をIT企業へのインターンを経て就労につなげる「ITしごと支援」における社会的インパクト・マネジメントの導入についての紹介されました。

インターン先企業との情報共有としてのツールとしての期待や、効率的・効果的な事業運営を目指していた、といった導入の動機から、仕組み作りに多様なステークホルダー(団体スタッフやインターン先企業など)を巻き込むなどの導入を成功させるポイントなどをお話しいただきました。また、社会的インパクト評価による分析結果として実際に作成された指標などもご紹介いただきました。最後に、今後はより多様なステージにある若者への支援における段階別の指標作りや、評価結果の検証にも取り組んでいきたいとの展望もお話しいただきました。

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その後、質疑応答が行われ、最後にアンケート、感想として「気づきの共有シート」を記入いただき終了となりました。

SIMIでは引き続き、このようなセミナーを継続的に実施していく予定です。講師派遣による地域での開催、対象者別(企業関係者、資金提供者など)の開催も計画しています。引き続き、社会的インパクト・マネジメントの普及に向けての動きを注視していただきたいと思います。


<参考サイト・資料>
社会的インパクト志向原則
社会的インパクト・マネジメント・ガイドライン Ver.1
社会的インパクト・マネジメントフレームワーク Ver. 1.1
概説「インパクト・マネジメント・サイクルにおける4つのステージ」

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