FXとは?初心者にも分かりやすく基本情報や始め方を解説

FXとは「Foreign Exchange」の頭文字を取ったもので、日本語に訳すと「外国為替取引」になります。

簡単にわかりやすくいうと「外国の通貨同士を売買し、その差額で利益を狙う投資方法」です。

今回は初心者にも分かりやすくFXの基本情報や注意点、利益の狙い方などを紹介していきます。

パソコンやスマホがあればすぐにFXを始められるので、基本やリスクをしっかり理解して無理のない範囲で始めましょう。

まずは「FXとは?」の疑問を解消するために、基本情報から解説していきます。

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目次

FXの基本情報を初心者にもわかりやすく解説

FXとは「Foreign Exchange(外国為替)」の略で、異なる国の通貨を売買することで利益を得る投資方法です。

FXについて詳しく解説する前に、外国為替や為替相場について少しお話しします。

為替とは現金を使わずにお金のやり取りをすること。クレジットカードでの支払いや銀行振込も為替にあたります。

その為替のやり取りが、異なる通貨同士、国際間で行われるのが外国為替です。国内のみでの為替のやりとりは「内国為替」と言います。

そして為替相場とは、異なる通貨の交換比率のことです。

日本円や米ドル、ユーロなどの各国の通貨の価値は、市場における需要と供給で決まり、絶えず変動しています。これが為替相場の変動です。

それぞれの通貨の価値が変動するので、円よりも米ドルの方が高いときもあれば、円よりも米ドルの方が安いときもあります。そのような状況を表すのが「円高」や「円安」という言葉です。

例えば「1ドル=100円」のときに1万円で100ドルを購入したとします。

その後為替相場が変動し、「1ドル=120円」になったときに保有している米ドルを売却して日本円を購入すると、1万2,000円が手に入ります。

1万円で買った「100ドル」という商品が1万2,000円で売れたので、2,000円分お得な買い物ができました。

FXはこのような2種類の外貨の差額で利益を狙います。

つまり「購入のみ」や「売却のみ」では取引は成立せず、「購入したものを売却」もしくは「売却したものを購入」して初めて取引が成立するのです。

「購入のみ」や「売却のみ」の状態を「ポジションを建てる」や「ポジションを持つ」とうように表現します。

さらに新しく通貨を購入することを「ロングポジション」といい、新しく売却することを「ショートポジション」と言います。

上記の「ポジション」に関する用語は、FXを行う上で何度も耳にする言葉なので、ぜひ覚えておきましょう。

ここからは実際に売買できる通貨の種類を紹介していきます。

FXで売買できる通貨の種類

世界にはたくさんの種類の通貨がありますが、すべてがFXの対象というわけではありません。

FXの口座を開設する会社によっても売買できる通貨ペアの数や種類は異なります。

日本円とのペアで主流なのは、米ドルやユーロ、豪ドルなど。米ドルとユーロ、米ドルと豪ドルといった、日本円以外同士のペアの取引もできます。FXの口座が日本にしかなくても、日本円以外の通貨ペアの取引も可能です。

またSBI FXトレードのように、スウェーデンの法定通貨である「スウェーデンクローナ―」やポーランドの「ポーランドズロチ」、ブラジルの「ブラジルレアル」などの珍しい通貨を取引できる取引所もあります。

FX取引で知っておきたい専門用語をチェックしよう

FXの取引では専門用語が必要不可欠です。

初めてFXに触れる人にとっては、難しく感じられるかもしれませんが、実際に取引で使用するのは数個のみ。

取引を行う前に、これだけは知っておきたい専門用語をまとめました。

為替差益/為替差損

為替差益や為替差損とは、為替相場の変動によって生じた利益や損失のことを指します。

為替レートの変動によって得た利益が為替差益、被った損失が為替差損です。

為替差益は課税の対象になるので、脱税や税金の申告漏れがないよう注意しましょう。

FXの税金に関する詳細は「FXで利益を出したら確定申告はしなければならない?」で解説しています。

レバレッジ

レバレッジとは「てこの原理」を利用して、手元の資金よりも何倍も大きな額で取引できる仕組みです。日本では金融庁の規制によってレバレッジは最大25倍に定められています。

レバレッジ取引を利用する最大のメリットは、大きな利益が狙えることですが、損失が大きくなるリスクもあることを十分理解しましょう。

レバレッジについては後述の「最大25倍のレバレッジ取引で少額から投資できる」で詳しく解説しています。

スワップポイント

スワップポイントとは取引する2国間の通貨の金利差によって得られる利益で、「金利差調整分」とも呼ばれます。

金利差によって利益が得られるのは、「買った通貨の金利を受け取る権利」と「売った通貨の金利を支払う義務」があるからです。

そのためスワップポイントを利用して利益を出したい場合は、低金利通貨を買って、高金利通貨を売ることが鉄則になります。

FXで利益を得る2つの仕組みとは

FXで利益を得るには、「為替差益」と「スワップポイント」を利用する方法があります。まずは為替差益で利益を得る仕組みについて見ていきましょう。

為替差益で利益を得る仕組み

FXは株の買い方とは異なり、下落相場でも利益を出すことが可能です。

下落相場は通貨や商品の価値が下がり続けている状況なので、購入した通貨を下落相場で売却しては利益を得られません。

しかしFXには「安く買って高く売る」方法と「高く売って安く買う」方法があるので、下落相場でも利益を狙えます。

「安く買って高く売る」方法は、言葉どおり安いタイミングで通貨を購入し、高くなったら売却することです。実際の事例をもとにイメージがしやすいよう解説します。

将来ドルの価値が上がることを見越して、「1ドル=80円」のときに1ドルを新規で購入したとします。

これが先ほど説明した「新しく通貨を購入する=ロングポジションを保有している」状態です。

その後「1ドル=100円」になったときに保有している1ドルを売却すると、20円分の為替差益が得られます。

為替差益を繰り返すことで、利益を得られる仕組みです。

今紹介した例は、外国為替市場で円安の状態のとき。

「1ドル=80円」から「1ドル=100円」に変動した場合、一見すると円が高くなったように見えますが、少ないドルでより多くの円を購入できるということは、日本円の価値が下がったということです。

これから円安になるだろうと予測する際は、この方法で為替差益を狙いましょう。

ロングポジションのイメージ画像

「高く売って安く買う」方法は、先程紹介した手順が逆になったもの。

将来ドルの価値が下がることを見越して、「1ドル=120円」のときにドルを新規で売却します。これが先ほど解説した「新しく売却する=ショートポジションを保有している」状態です。

予測が当たり「1ドル=100円」になったときにドルを買い戻すと、20円の為替差益を得られるのが分かります。

ショートポジションの保有は、持っていないドルを最初に売って後から買い戻すことなので、元々ドルを保有していなくても取引可能です。

ショートポジションのイメージ画像

どちらの方法でも利益を得られることが分りましたが、予測が外れると損失を被るリスクがあることも忘れてはいけません。

次にスワップポイントで利益を得る仕組みについて見ていきましょう。

スワップポイントで利益を得る仕組み

スワップポイントとは取引する2国間の通貨の金利差によって得られる利益のこと。

「購入した通貨の金利-売却した通貨の金利」で算出され、この数値がプラスなら利益として受け取れて、マイナスならその分金利を支払うことになります。

スワップポイントはニューヨーク市場がクローズする時間に発生するので、1日で取引を完結させた場合は発生しません。

スワップポイントを利用して利益を得たい場合は、中長期的に通貨を保有するほうが良いでしょう。

利益を得る為のポイントは、なるべく金利差の大きな通貨ペアを選ぶことです。

日本円は低金利な通貨なので、日本円とペアで取引をしたいのなら、高金利の通貨を選ぶのがおすすめ。

高金利な通貨には、「メキシコペソ」や「トルコリラ」、「南アフリカランド」などが挙げられます。

FX取引で得られるメリットや魅力

株や不動産や仮想通貨など、投資にはさまざまな種類がありますが、ここからはFXのメリットを5つ紹介していきます。

平日なら基本的に24時間取引可能

FXは平日の24時間、世界中で取引ができます。時間は世界基準なので、時差の分時間の前後があります。

日本時間であればサマータイムの適用などによって前後しますが、基本的に月曜日の日本時間6時から、土曜日の日本時間6時までが取引時間です。

また海の日や天皇誕生日といった祝日は日本独自のものであるため、祝日も取引は行われています。

日本最大の株式市場である東京証券取引所は、平日の9時から11時30分までと12時30分から15時までしか開いていません。

朝早くや夜取引したい方にとってもFXはおすすめの投資方法です。

少額投資でも最大25倍のレバレッジで利益を最大化できる

先程レバレッジを利用すると、手元の資金よりも大きな金額の取引ができるようになると紹介しました。

例えば「1ドル=100円」のときに通常の取引を行った場合、10万円で10,000ドルを購入できます。

しかし最大のレバレッジ率である25倍をかけて取引をすると、10万円の25倍の金額である250万円分の取引ができるようになり、25,000ドルを購入できます。

「1ドル=110円」になったときに25,000ドルを売却すると、275万円に換金され、利益分は25万円です。

レバレッジのイメージ画像

元々10万円の資金だったのが、倍以上の利益で返ってくるのはとても魅力的。

ただしレバレッジをかけすぎると、その分リスクも高くなるので、始めのうちは低めのレバレッジに設定して取引をしてみましょう。

FXは数百円から取引を始められる

最低取引価格が数万円の株式投資に対して、FXは数百円から取引を始められます。

まずは試しに始めてみたい方にとって、少額から始められるのは魅力的です。

最低取引価格は取引する通貨や口座を開設する会社によっても異なるので、通貨や会社を選ぶ際の判断材料にしてみてください。

通貨ペアの種類が少なく投資対象で迷いにくい

これもまた株式投資との比較になりますが、2021年7月現在、東証一部に上場している株の銘柄は2471種類もあります。

対するFXの取り扱いの通貨ペアは約10ペアから30ペアと、選びきれないほど多いわけではありません。

株やFXは将来の予測を立てて取引するものなので、なるべく近況や今後の動向について把握しておきたいもの。

色々な通貨の組み合わせによって10から30通りのペアが出来ているので、通貨自体の種類はもっと少ないです。

特に投資が初めての方にとって、迷いにくいのは大きなメリットになります。

FX初心者が失敗しないために知っておきたい注意点やリスク

FXのメリットや魅力について紹介してきましたが、失敗しないためには注意点やリスクについてもしっかりと押さえておかなければなりません。

ここからはFXを始めるにあたって知っておくべき注意点とリスクについてお話します。

取引によってはスプレッドが発生する

FXの取引を行う際は、さまざまな場面で手数料が発生します。

取引手数料が無料と謳っていても、「スプレッド」がかかる点には注意が必要。

スプレッドとは「FX取引で知っておきたい単語をチェックしよう」でも説明したように、売値と買値の差額を指します。

通貨の組み合わせによってスプレッドに違いがあるので、実際に取引を始める前に、取引したい通貨ペアのスプレッドがどのくらい開いているかを確認するようにしましょう。

スプレッドは取引するごとに発生するので、短期トレードを何度も行っていると、思わぬスプレッドによる思わぬ損失に繋がりかねません。

少額投資でも損失が大きくなる可能性がある

FXは、レバレッジをかけて少額でも投資ができるメリットがあるとお伝えしましたが、これは逆にリスクにもなりえます。

大きな利益に目が眩んで高すぎるレバレッジをかけてしまうと、予測が外れた場合、損失額が非常に大きくなります。

FXで出した損失をFXで取り返そうとすると、どんどん負のスパイラルに陥ってしまう危険が高いです。

簡単に大きな金額の取引ができるからこそ、慎重に取引をしましょう。

世界情勢や経済情報にアンテナを張っておく必要がある

メリットで紹介したように、FXの市場は全世界で24時間動き続けています。

時間にとらわれずに取引できるのは魅力的ですが、24時間いつでも取引ができるということは、あなたが寝ている間も市場は動いているということです。

特に取引している通貨の国の情勢やニュースは、常にアンテナを張っておく必要があります。

しかし24時間常に情報を収集し続けるのは難しいのも事実。

仕事や就寝中に大きくマーケットが動く可能性があるのは、FXにおけるリスクといえるでしょう。

初心者がFXで儲けるために心がけること

初めてFXに挑戦するなら、まずは大きな利益を狙うのではなく、取引に慣れることを意識しましょう。

小さな利益でも、コツコツ続ければ大きな利益になります。

プロのトレーダーでも勝てる保証はありません。

金額にもよりますが、損をしてもあまり引きずらない気持ちを持つことも大切です。

最初は大きな利益を狙わない

FXが儲かるための原則である「安く買って高く売る」もしくは「高く売って安く買う」が守られれば、FXで損を出すことはありません。

極端な話、1円でも高く売れれば儲けになるのです。

一度に得られる利益は少ないかもしれませんが、コツコツとトレードを繰り返していれば大きな利益に繋がっていくでしょう。

しかし、勘だけで取引をしていてはギャンブルと同じ。

FXで儲けるためには、FXのチャートの読み方や経済情勢などを勉強することも大切です。

FXで儲かる仕組みを書籍で勉強する

FXについて勉強する手段はインターネットサイトや動画、書籍などいくつもありますが、おすすめは書籍。

書籍での勉強をおすすめする理由は以下の2つ。

  • 著者や情報のソースがはっきりしており、誤った情報や信憑性の低い内容が少ないこと
  • 「本」として情報を手元に持つことで勉強する意思が強くなりやすいこと

そこでFX初心者の方でも理解しやすい本を3冊紹介します!

一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門 改訂版

『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門 改訂版』
『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門 改訂版』(著:ザイFX! 編集部×羊飼い)
出典:Amazon

FXの基礎から応用、FXのやり方や投資家たちの実際の投資方法などが一冊に凝縮され、とても読み応えのある一冊です。

『一番売れてる月刊マネー誌ザイが作った「FX」入門 改訂版』は累計26万部を突破したベストセラーの改訂新版。

チャートの分析方法や儲けるためのポイントはもちろん、相場が動く経済指標の詳しい解説があるのもおすすめポイントです。

小難しい内容だと感じるかもしれませんが、本の中に出てくるイラストが可愛らしくて親しみやすく、図解もたくさんあるので、楽しみながらFXの理解を深められます。

世界一やさしい FXチャートの教科書1年生

『世界一やさしい FXチャートの教科書1年生』
『世界一やさしい FXチャートの教科書1年生』(著:鈴木拓也)
出典:Amazon

この本はFXの基本やチャートの読み方が分かりやすく解説されています。

FXでの売買や利益確定のタイミングを、クイズ形式で紹介しているのも特徴的。

特にFXで儲ける上で最も重要な知識であるチャート分析について、丁寧に分かりやすく解説されています。

FXの初心者にはチンプンカンプンなチャートの読み方から、利益を狙うための戦略まで解説されており、読み応えたっぷりです。

元大手メガバンクで為替ディーラーをしていた著者が書き下ろした投資入門書で、FX初心者でも分かりやすい内容になっています。

マンガでまるっとわかる! FXの教科書

『マンガでまるっとわかる! FXの教科書』
『マンガでまるっとわかる! FXの教科書』(著:横尾寧子)
出典:Amazon

この本はマンガと図解でFXの疑問や基本的な情報、分析に関する実践的な内容について紹介しています。

マンガで読みやすいため、初心者でも分かりやすいと評判。

FXでの儲け方やチャートの読み方など、知りたい内容もしっかり詰まっています。

用語集の掲載もあるので、「まったくの初心者だけど、気軽にFXを始めてみたい!」方におすすめの一冊です。

初心者がFXで失敗しないために気を付けること

プロのトレーダーでも勝ち続けるのが難しいとはいえ、なるべく損はしたくないですよね。

株やFXは「絶対に儲かる」や「絶対に損をしない」ことはあり得ないですが、なるべく損をしないように対策することは可能です。

世界情勢や各国の要人の発言をチェックする

為替が変動する要因はいくつか挙げられますが、FXは各国の通貨同士の取引なので、世界情勢や各国要人の発言は絶対に欠かせない要因の一つでしょう。

例えば4年に一度行われるアメリカ大統領選挙は、為替に大きな影響を与えています。

2016年の大統領選で、ドナルド・トランプ氏の当選確実の報道が出たときは、なんと約4時間で日本円が約4円下落し円高になりました。

直後には、トランプ氏の経済政策に対する期待感から、すぐに約3円30銭上昇しました。

その他にも条約や紛争、各国の経済指標の発表など、為替が変動する要因は世界情勢だけでもいくつもあります。

すべてを把握するのは難しいですが、取引したい国の情勢には敏感になっておくと良いでしょう。

レバレッジをかけるなら最初は控えめにする

レバレッジはこれまでに何度もお伝えしているとおり、リスクを伴います。

レバレッジをかけなかったからといって損をしない訳ではありませんが、損失が大きくなるリスクを抑えることは可能です。

FXの取引が不慣れなうちは、高すぎるレバレッジの設定はおすすめしません。

損失を拡大させないためにロスカットをして損切りする

損失を拡大させないためには、「ロスカット」も有効です。

ロスカットとは保有しているポジションの損失が一定の水準に達したときに、ポジションを強制決済する仕組みを指します。

損失が出たときに自動的に強制決済される仕組みだと聞けば、あまり良くない印象を受けるのではないでしょうか。

しかしロスカットは、それ以上損失が拡大しないための安全策です。

ロスカットを回避するには、証拠金を追加で入金したり、ロスカット執行前に自分で損失を確定したりする方法があります。

ロスカット執行前に損失に見切りをつけて、自分で損失の確定をすることを「損切り」といいます。

ロスカットも損切りも、損失を最小限に抑えるためにとても重要な仕組みです。

SNSやYouTubeなどのコンテンツでもFXは勉強できる

先程FXに関する書籍を紹介しましたが、本を買うのはまだ早いと感じているなら、SNSやYouTubeなどの動画サイトで、勉強を始めてみるのもおすすめです。

SNSのにはリアルタイムでトレードの状況を知れたり、無料で情報を入手できたりするメリットがあります。

まずはYouTubeなどのSNSやでFXに触れ、書籍で本格的に勉強を始めるのもおすすめの方法です。

デモ取引を利用してFXを体験してみる

FXには架空のお金を使って取引をする「デモトレード」があります。

いきなり取引を始めることに不安を感じている人は、デモトレードから始めてみましょう。

架空のお金を使うので、デモトレードで損失を出しても、損失分を実際に支払うことはありません。

無料で利用できるので、実際に取引を始める前に練習をしたいと思っている方は、デモトレードを利用してみましょう。

FX初心者が知っておきたい取引のよくある質問

ここまでFXの基本やメリット、リスクについて紹介してきましたが、まだまだ知りたいことはたくさんあると思います。

ここからはFXのもっと知りたい疑問について紹介していきます。

FXの投資はいくらから始められる?

必要最低資金はFX会社によって異なります。

最低取引額が1,000通貨からの会社が多いですが、SBI FXトレードは1通貨から取引可能です。

例えば「1ドル=125円」のときにレバレッジを25倍かけて取引する場合、約5円から取引を始められます。

FX口座の開設にはどんな書類が必要?

FXの口座を開設するためには、運転免許証や健康保険証などの本人確認書類と、マイナンバーが必要です。

本人確認書類には免許証や健康保険証の他に、マイナンバーカードや住民票、住民基本台帳カードなどがあります。

またFX会社へ支払調書を提出する際に、自身のマイナンバーの記入が必須です。

顔写真付きのマイナンバーカードを作成していなくても、マイナンバーは通知カードや住民票からわかるので、口座を開設するときはマイナンバーを事前に把握しておきましょう。

FXで利益を出したら確定申告はしなければならない?

FXで得た利益は雑所得としてみなされ、確定申告を行わなければなりません。

ただし確定申告をするのは、FXで得た利益が年間で20万円を超える場合。
※年間収入が2,000万円を超える給与所得者の方は例外になります。

FXの他にも雑所得に含まれる所得がある場合は、FXでの利益が20万円以下でも確定申告をしなければならないので注意しましょう。

税金や確定申告について不安がある方は、税務署や税理士に相談するのが良いでしょう。

FXで口座凍結される可能性があるのは本当?

FXの口座が凍結されることは実際にあります。

しかし口座が凍結されるのは主に、会社の規約に違反する行為をした場合や一定期間口座が使われなかった場合などです。

例えばDMM FXが掲げる禁止事項には以下のようなものがあります。

(3) 過度な投機的取引を行う行為
(中略)
(9) 短時間での注文を繰り返し行う行為
(10) 取引とは関係がないと思われる入出金を繰り返し行う行為
(11) 他人名義(家族名義を含む)で口座開設の申し込みを行うことまたは他人名義の口座を
利用して取引を行うこと
引用:店頭外国為替証拠金取引(DMM FX)約款

これらの行為をすると、DMM FXからの事前の通知がなく口座が凍結されます。

規約はFX会社によって異なるので、口座開設時にしっかり読んで理解しておきましょう。

FX取引におすすめの口座4選

FX取引の初心者にもおすすめの口座を5つ紹介します。

FXを始めると決めたら、まずは口座開設をする会社を選ばなければなりません。

会社によって各種手数料や取引通貨ペア、サポート体制などが異なります。

ここからは当サイトおすすめのFX口座をまとめたので、自分に合った会社を見つけてFXを始めましょう。

業界内で最小のコストを誇るGMOクリック証券

GMOクリック証券の公式キャプチャ
GMOクリック証券のFXは、業界最小水準のスプレッドで、大量注文でもスプレッドが原則固定になるのがメリット。

スマホ向けのアプリも充実しており、いつでもどこでもサクッとFXの取引ができます。

パソコンで利用できる「はっちゅう君FX+(プラス)」では主に以下のようなことができます。

  • 1クリックで即時注文ができるスピード注文が可能
  • 多種のテクニカル指標を確認しながらチャート上から注文できる
  • 取引に必要な機能を自由にカスタマイズできる
  • 注文ウィンドウの複数起動が可能
公式サイト https://www.click-sec.com/corp/guide/fxneo/</a
取扱通貨ペア 20種類
最小取引額 1,000通貨
※南アフリカランド/円とメキシコペソ/円は10,000通貨単位

DMM FXはスマホでもパソコンでも取引しやすい

DMM FXの公式キャプチャ

DMM FXを運営するDMM.comは、株や仮想通貨の取引でも有名な大手会社です。

FXの口座数は業界トップで、チャートやアプリが使いやすいと評判。初めて口座開設する方にもおすすめです。

スマホ版取引ツールはiPhoneとAndroidで利用でき、パソコンに匹敵する機能性を兼ね備えています。

取扱通貨ペア 21種類
最小取引額 10,000通貨単位

外為どっとコムは実績のあるトレーダーのレポートが読める

外為どっとコムの公式キャプチャ

業界最小水準のスプレッド、各種取引手数料無料、高水準のスワップポイントなど、取引コストが安く、利益も得やすいのが外為どっとコム。

24時間ノンストップでマーケット情報や投資情報を見れたり、相場動向を把握するために欠かせないニュースが配信されていたりと、トレーダーにとって嬉しい特典もたくさんあります。

外為どっとコム主催のセミナーも数多く開催されており、投資の知識を積極的に増やしながら投資したい方におすすめです。

取扱通貨ペア 30種類
最小取引額 1,000通貨

ドルの少額からでも取引できるSBI FXトレード

SBI FXトレードの公式キャプチャ

SBI FXトレードは、2年連続でオリコン顧客満足度®調査「FX取引 初心者」部門で1位を獲得しています。

SBI FXトレードの最大の魅力は最低取引単位が1通貨なこと。取引開始に必要な資金が約5円なので、まずは少額から始めたい方にとてもおすすめです。

取扱通貨ペアは34種類と業界最多水準の多さなので、他の会社には無い通貨ペアで取引をしたい方にも向いています。

取扱通貨ペア 34種類
最小取引額 1通貨

リスクを理解してFX取引を始めよう

FXで儲けることは夢ではありませんが、リスクがあるのも事実。

高いレバレッジをかけたり、むやみやたらに取引をしたりするのではなく、FXの知識や身の丈に合った投資をしましょう。

FXについて学べるツールは、インターネットや書籍、FX会社が開催するセミナーなど、さまざまな種類があります。

自分に合った勉強方法を見つけ、FXの知識を深められたら良いですね。

コツコツ小さな利益を重ねて儲けるか、一攫千金を狙って儲けるか、じっくり考えつつも投資のタイミングをしっかり逃さないようにしましょう。

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